トップページ >> 敬和清寂 >> 2011年10月

10月23日 京都宗達忌

本満寺内法泉院において、流祖速水宗達203回忌の法要が執り行われました。

天気は予報によると雨。
しかしお墓参りを予定しているので心配していましたが、雨降らずでした。

お家元はいつも晴れ男。
私は今のところ雨男ですので見習いたいところでございます。

次第としては、
家元による供茶そしてお墓参りそして点心、茶席という1日。

流祖の遺徳を偲びながらその日を過ごしました。


茶席の後には「花月」という式事を参列者の方々と楽しみました。

「花月」というのは

適当な人数は5人で、役札をそれぞれが引き
「花」を引いた人が点茶をし、
「月」を引いた人が飲茶をする式事(稽古)です。

その中には色々なお作法が含まれているのですが、
常のお点前とは違い、色々なパターンが出てくるため
なかなか難しいものです。

意としては、基本的にお稽古は個人授業ですが、
花月をすることにより、作法の統一や茶室の動き方など常のお稽古とは違うものを勉強でき、
その空間で皆心を一つにしてお稽古をすることができます。


さてこの度私も流祖を偲び参加させていただきましたが、

「月」ばっかり当たって

たくさんお抹茶をいただきました。

もっと茶を飲み修行しろという流祖のお言葉でしょう。

しっかりと身に沁みました1日でした。


最後になりましたが御参列いただきました来賓の皆様はじめ流門方々有難うございました。



茶席にて。

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更新:2011年10月26日

10月10日 尾道支部宗達忌



連日の穏やかな陽気な日。

なるほど体育の日をこの辺に設定された理由なのでしょう。

流石です。

こういう時は外で運動会でもして体を動かしたいですが、
室内での茶道です。

仕事です。

ご多忙の中皆様お集まりいただいて有難く思っております

献茶の半東を務め、その後茶席で一服しました。

楽の一入はじめ、立派なお道具立てでまた心のこもったお点前で楽しい一時を過ごしました。

この度は、体育の日という事もあるのか参加が少なく、
日の設定も考えものだなと感じましたが、、、

しかし毎月お稽古にも行っているので久々に会うとかでもありません。

これからも宜しくお願いします。

宗達忌も東京支部から始まり、尾道を終え、これから京都、岡山と続きます。

流祖の遺徳をしのびたいと、またそれを原動力として邁進して参りたいとおもいます。


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更新:2011年10月26日

10月9日 黒住教献茶祭

今年の今日は5年に1度の神道山黒住教に於いて献茶祭です。

天気は快晴。献茶日和です。

皆様着物の方が多勢で、岡山県の文化度の高さをうかがえます。



献茶祭は毎年行われておられ、5流で順番に担当して5年に1度という事になっています。

5年に1度ってのはあっという間のことで、正直とても驚いてます。ってか焦っています。

大学卒業して少し経ってからの時に前回の献茶祭。それから5年経て私28歳になる。この度の献茶祭。

「私はこの5年間何ができたでしょう?」となんとなく自分に問いかけてみる。

まあ色々できたことはありましたが、

この時の流れる速さを思うと、一生ではできる事ってのは限られていることを痛感。

なんとか次へバトンタッチできるように頑張っていきたいと思います。


時間というものは目先のことを考えるとたくさん有るように感じを受けますが、
ずっと先の大きなものを見ていると一瞬で過ぎ去るような気がしますね。


とかいって、焦っても仕方ない事ですね。といってる間にも時間は刻一刻と進んでいます。

一つ深ーーく深呼吸をして。呼吸を整えて。。


家元も御健在ですのでしっかり半東を務めしっかり心の準備、道の精進をしていきます。



写真は献茶祭に於いての速水流の添釜




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更新:2011年10月25日

10月2日 紫式部献茶式 於平野神社

家元氏子の平野神社に於いて、
毎年10月初めに献茶式を行っております。

今年で何回目になるのでしょう。



ちょうど紫式部の実がきれいな頃で、今年も穏やかな秋の気候で清々しい気持ちになりました。



近所の方もチロホラとお目見えでき嬉しかったです。
有り難うございます。

来年も行う予定ですので是非ともお越し下さい。

季節も良くなって来たので行事も目白押し!!

どんどんアップしていきます。

宜しくお願いいたします。



一つぼやかせていただきます。

袷はまだ暑いですね。

重要である日本のしきたりを守るのもなかなか考えものですね。

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更新:2011年10月25日

9月25日 東京支部宗達忌と研修会

東京支部はいつも最後に研修会を行います。



これが今年最後の研修会。「しっかり見本になるような点前をできかな。。。多分。」と自分なりに考えております。

今回は特に薄茶点前であった為感じたのか、

見本点前を心掛けの気持ちが強く、常に堅苦しい薄茶点前になっている事に気付きました。

その後調子を戻すため、稽古を時間の暇をみて頑張っております。

色々な茶のおもてなしを考え経験して、立派な茶人に。



また東京支部宗達忌も行われました。

203回忌。私が後継ぎを披露して3年。

何をしてたのやら。すぐに時が経ってしまいますね。

そんな事いって後ろを向かず、前を向き頑張ります。


  
今回は私の東京の稽古場の弟子も多数参加。

稽古場を設けて3年。もう20人以上になります。

皆さん熱心ですごく頼もしく、私の励みになります。
年々一緒に道を歩みましょう。




色々お手伝いいただいた東京支部の皆様はじめ
参列いただいた皆様有難うございました。






車で帰りました私たちにもお疲れさまでした。(笑)

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更新:2011年10月19日

9月23日 京都支部研修会



京都支部の研修会はいつも家元にて行われます。

大茶碗のお点前も何回やった事でしょうか?

今回はそれが理由ではございませんが、私のお弟子さんに見本点前をしてもらいました。(京都支部恒例です
。)

お点前するのも緊張するのですが、教えてる弟子が人前で見本のお点前を披露するのも手に汗握るものです。

茶歴も程々、流石堂々としたお点前をされました。
お疲れ様でした。


段々と私の直弟子も育ってきてるのを実感致しました。

流祖の師の一燈宗匠のように、
「これからも数よりも素晴らしい門弟を一人でも。」の目標を掲げて日々茶道に精進してまいりたいと思っております。

生涯に何人できるかな?
一人でもできれば目標達成でしょうね。
頑張ります。

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更新:2011年10月17日

9月19日 笠岡・尾道支部研修会

前日は、広島支部の研修会があったので広島へ。

一度京都に帰って、翌日の朝、笠岡に向け出発致しました。

この二日間は車に乗っている方が長かった二日間でした。


笠岡は威徳寺というお寺で研修会を行いました。

威徳寺はすごく長閑な場所であり、私自身も後継ぎの披露して初めてこの地で茶会の席主を担当したこともあり、

すごく心静かになり特別な気持ちになる場所です。

午前中に研修会を終えて、早速尾道へというのが絶対もったいない。

 「仕事でなければと・・・・(ゆっくりしたいなぁと) 」



とはいっても尾道もすごく町並み、風情の最高なところです。

研修会の場所は浄土寺という格式の高いお寺で、また尾道の風情ある町並みを眺望できます。

また月一回、尾道宗広会という会のお稽古に行っているのもあるためか、私自身非常に落ち着くところです。



本当に両町とも素晴らしい場所で文化度も高く、速水流茶道の研修会が行われる事、

非常に嬉しく思っております。

笠岡に於いて

尾道に於いて



研修会の内容は同じく「大茶碗」。

気候も良く汗ばむくらいの季節でしたが、秋の気配が感じられる一時でもありました。

皆様お疲れさまでした。

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更新:2011年10月13日

9月18日 広島支部研修会 INアステールプラザ




その前日は東京でお稽古の為出張。

日付変わらないかくらいに京都に帰り

朝一番、車で広島へ向かいました。

私自身は今年の夏から一人増員したことで運転はしなくなりましたが、

ずっと座ってるのもしんどいですね。



翌日も一度京都に帰って再び山陽方面(笠岡・尾道)にということでしたので、

この週末は仕事してるよりも車に乗っている時間の方が多かった連日で、

体調を崩さないようにと一生懸命車で寝ておりました。


研修会は同じ内容で大茶碗をやりました。皆様お疲れさまでした。

しっかりと勉強できましたか?

今後もお稽古場がご縁と支部の皆様のお力添えでできたこともありますので、

是非、「不動院」のお稽古場にお越しください。

不動院

HP→  http://www.ttec.co.jp/~fudouin/


これからも盛り上がっていくように頑張って精進してまいります。


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更新:2011年10月01日

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プロフィール
速水宗燕
速水宗燕
1983年、生を受ける。
六歳より北野天満宮において初点前。以降、家元茶事・茶会に参加。
05年、仏教大学文学部中国語中国文学科卒業。
大学在学中より聖護院献茶式などの半東を務める。
卒業後、茶道速水流に執事補として専従。
教授として稽古場を持ち初心者の稽古を始める。
06年10月〜07年2月まで、近江八幡資料館において、近江八幡市文化振興課の依頼により文化講座の非常勤講師として講義を務める。
07年10月、笠岡の威徳寺の代官茶会において席主を務める。
08年9月、相愛大学にて日本文化論の非常勤講師就任。
08年10月、聖護院門跡にて若宗匠襲名披露。
09年3月、東京南青山の東三李にて稽古場開設。 以降、大阪府八尾の恵光寺、滋賀県中主の錦織寺、東京虎ノ門 寿泉堂、広島不動院にても稽古場を開設。
19年3月、速水流八代目として家元を代襲する。 現在に至る。
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