トップページ >> 敬和清寂 >> 2011年11月27日

11月23日 茶事。

ブログを読み返していると
11月は本当に茶事が多く、
今週だけでも4回あります。
これまでの中で初めてかもしれません。

茶事は色々な準備があり大変な印象を受けると思いますが、

実はかえってその後に用事が無ければ、
茶事当日はそこまで大変ではございません。

17時くらいにはおちつくので、
その後ゆっくりリラックス出来るのです。


お客をお持て成しするのため緊張し、その後のリラックス。
そのON・OFFがしっかりできとても気持ちのうえでも充実します。

最近正座しすぎて膝が痛いですが、、、汗


今回も私の門弟を招いての茶事。
天気も良く、ピリッとくる寒さ。
寒さに紅葉も色づいてきました。
今回も前回の茶事同様に何もかも初心というわけでしたが、
しっかりとした客ぶりでした。
お疲れ様でした。

皆様とても茶道に熱心な方ばかりで
私自身がお尻を叩かれているような状態です。
「膝が痛い。」とか言ってられません。。。

そのような状態ですが、出す物を出しきる覚悟で頑張って参りますので
皆様宜しくお願いいたします。


(気ままに独り言)

お持て成しに作法(型)があります。
それは、古人が何回も繰り返して繰り返して
円滑に美しくその場が流れるためのものです。
無駄な動きなど全くないほど洗練されたものです。
その作法を熟得する事がまず1つ。
しかしそれでは終わりではありません。

お持て成しは人と人のぶつかり合い
また物との共存、自然との共存することにより
その空間が形成されるのです。
実はお持て成しには答え(形)はありません。
今まで積み重ねてきた古人の知恵・作法を学び、
その場に応じて色々な機転を利かす事が大切となってきます。

ここで放置すれば道に迷うでしょう。


まず入り口としてはお作法を学ぶと同時に、
人、物、自然に「敬う」気持ちを持つ事が
大切なのではないでしょうか?
それにより人・物・自然の本質を知ることができるのです。
そして調和できるのです。

夜遅くなりましたので、
この辺でやめときます。
詳しくは、お茶を飲みに来て感じて下さい。

美味しくお茶一服どうぞ。


薄茶席にて

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更新:2011年11月27日

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プロフィール
速水宗燕
速水宗燕
1983年、生を受ける。
六歳より北野天満宮において初点前。以降、家元茶事・茶会に参加。
05年、仏教大学文学部中国語中国文学科卒業。
大学在学中より聖護院献茶式などの半東を務める。
卒業後、茶道速水流に執事補として専従。
教授として稽古場を持ち初心者の稽古を始める。
06年10月〜07年2月まで、近江八幡資料館において、近江八幡市文化振興課の依頼により文化講座の非常勤講師として講義を務める。
07年10月、笠岡の威徳寺の代官茶会において席主を務める。
08年9月、相愛大学にて日本文化論の非常勤講師就任。
08年10月、聖護院門跡にて若宗匠襲名披露。
09年3月、東京南青山の東三李にて稽古場開設。 以降、大阪府八尾の恵光寺、滋賀県中主の錦織寺、東京虎ノ門 寿泉堂、広島不動院にても稽古場を開設。
19年3月、速水流八代目として家元を代襲する。 現在に至る。
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