不偏不易



「不偏不易」
流祖は、利休時代より始まる「茶禅一味」に代表される精神修養的な茶道感では無く、一服の茶から生まれた人と人の礼法を説きました。
礼とは何か?原点となった茶の礼法とは?
お茶の稽古では、必ず作法を行います。
稽古で必ず行うからこそ、その必要性を追求すべきと。
その原点に立ち返り、偏る以前の茶の作法を追い求めました。

それが流祖の言葉の「不偏不易」に表れています。
詩に、
※「茶の湯には、何伝ふ言の葉も、為さざるにこそ道はありけれ。茶の湯には、何象らん武蔵野の、隈なき月に心成らずや。」

茶の湯とは伝わる言葉だけに偏らず、その場の調和にこそ道であり、そして求めるものは武蔵野のような広々とした大地に、隈なく輝やく光のような心でありたいなと。

流祖は、
師から伝わる茶法がこれ以上偏りができないよう、また茶法の形骸化が進まないように熟考し、何にも偏らず変わらない心で一服の茶の式礼を追い求めたのです。

唐物、和物茶入を帛でふく理とは?
これが茶の礼法が生まれた原点。
形を無くす事は簡単ですが、
一番心の重要なところです。
必ず稽古で、心得ていきたい根幹の部分だと思います。

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更新:2020年07月09日

破智可幾渡古路



「破智可幾渡古路」
流祖の次の間に掲げた扁額で、稽古の心得が示されております。
「ハチカキトコロ」とは、字の如く「子弟に他のところで恥辱にならないために、我の稽古場で修行をするに恥辱を厭わず学び習え。」と示したものです。
それに加え修行への具体的な向き合い方も含まれています。
「智を破りて幾ててす可し、古の路を渡る」意味は、自らの智慧の働きをしばらく休め、道に向き合うと、伝えるべき真髄を会得でき、これこそが古き道を渡るいわば稽古であるとの事。
実践のための稽古。
しっかり実践と稽古が有耶無耶にならないためにも、稽古での真意を追求していきたいと思います。


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更新:2020年06月28日

心が原点。その先にある形。



(心)。それぞれ一人一人持っています。
本来は、心を入れるために形があり、器があり茶の作法があります。
今に到っては非日常を謳い、器(法、形)に心が入れられている現状が多く見受けられます。
それは迷いであります。迷いは良い、又悪いものでも何でもはありません。誰もが通る道です。
迷いながらそれぞれの茶の道を歩み、歩み方によってそれぞれが心を器に入れるようになる。
形、法が心に介在する。(助けとなる)
これが悟りであるとの事です。
簡単に悟るものではありませんし、物事の本質を知るため古き形を求め大切に残し伝える事はとても大事なことです。
常に形の原点を求め、さらにさらに磨き、
日々日々茶の道に精進する所存です。

迷則人随法
悟則法在介
(聖護院宮盈仁法親王より拝領した軸)

流祖の文化3年(1806年)に滌源居が完成した初めての口切茶事に小座敷であります滌源にかけられたお軸です。
故、それは流祖の座右と言っても過言では無いでしょう。

加えて、その次席の広間の上段の間にかけられたのが、
写真の「首唱茶道本源」です。
朝鮮の書博士の玄虚子という方の書。

茶道の本源を唱え始めた。っていう意味です。
以前も書きましたが、茶は自然の賜物で天地の恵みでありますし、そこから生まれた森羅万象における和の礼式ございます。
茶の一服の稽古場が流祖の目指していた道の世界として現代でもそれぞれの皆様の茶の道として開かれるようにと心より思ってます。

更新:2020年06月18日

敬和清寂




若くして師から自立を認められた流祖速水宗達でありますが、幼少の頃より茶道の代表的な理念の「和らぎ敬い清く寂かに物数寄をせよ」との古人の解釈の「和敬清寂」について異論を唱え、「敬を本質とし和を行い、清に居し寂は志を養う」という「敬和清寂」を唱えました。
その「敬和清寂」こそ、速水流の代表的な茶の理念です。
その流祖の意としては、
敬うことこそに全ての和の本質があり、敬から必ず和するための行うべき茶の作法が生まれ、そしてその敬和の真実は清寂にあると考えます。つまり森羅万象において清に居する事を求め、寂に向き合い己の志を養うところに本来の敬和があるとの事。
又、速水宗達の書に「清寂にして意(考え)無くんば(ければ)、敬和(は)自らあらん。」とあるように清寂によって物事の理をとことん追求し意(考え)が無くなるところに本来の敬和が生じるのであります。

幼少の頃から唱える「敬和清寂」が速水宗達の茶の道の根幹であり、その本質を求める信念こそ無為を求める師の一燈宗室より自立を認められ、また後に「養寿」の院号を頂き雲居に登り雲上人との茶の道を開き尊卑の礼を深められたものが宮廷風とされる速水宗達の茶です。

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更新:2020年06月15日

速水流の始まり。


流祖の速水宗達は1739年に御典医の家柄に生まれ、幼少の頃より医学ではなく儒学や和学を好み裏千家の八代一燈宗室に入門し、21歳の頃にはその師より茶人としての自立を認められました。
その当時、家元制度の確立によって組織化していく中で流祖の師である一燈宗室は、千家の作法に対するあらゆる疑問を協議するまでの茶の実力に至る速水宗達に、一燈自らが求めたとされる無為の茶の道をさらに深く求めることを期待し自立を認めたのでしょうか。
自立を認められた速水宗達は師を離れ、大阪の豪商の住友家や、また山中(鴻池)家の百一会の茶事や三井家の40日間の江戸への同行など茶行脚をし千家のみと拘らず無為に依って茶の原点を追求していき、流祖自らの茶の道を作りあげるのであります。

自立をし約10年が経つ一燈宗室の最晩年(速水宗達の32歳)のある日、速水宗達は一燈宗室との久々の再開においての茶会が催されました。
その際に速水宗達は客の一燈宗室より「もとの姿」という銘の茶杓を拝領しました。
流祖は当日の点前で頂戴した茶杓を自らが考えた新たな帛の作法によって拭き清め、一燈宗室を驚かし大いに喜ばした伝わります。

その後にその拝領茶杓「もとの姿」の銘に追って、速水宗達が、
  "まけつれば またこの道の 器もの 
       なおきは竹の もとの姿も"
と詩を詠み、それより速水宗達の帛の作法として使い始めます。
これが速水流の始まりと私は思っております。
一燈宗室の「もとの姿」という銘は、茶の原点を追求する流祖に対する称賛なのか。それは推測でしかなく本意は知り得ないが、その茶杓を拝領した速水宗達は原点を追求し続けることに加え速水宗達の茶として新たなる段階へ歩む決意を詩に表現し、師の一燈宗室に伝えたのではないかと思います。
速水宗達と師の一燈宗室の関係は、家元制度としての出来始めた流派という概念を超越し、無為に依って茶の原点を追求する茶人の同志であり、とても清き心からの師弟関係でだったのかなと思っております。
清らかなる道の世界を求めて、古実をこれからも開けていきたいと思います。

今年は師の一燈宗匠250回忌なので、
速水宗達より伝たわる師の一燈宗匠への具文をここで。

宗達師自書一燈宗匠之名号忌日拝之具文云

一燈宗室居士
吾道之本源基無為也師示衆表勿勿又玄梅含之
號所謂勿勿拠其無為梅含取其幽玄清潔此人出
而衆議粲然一燈之光照天下之後世之闇矣嗚呼
熾哉 養壽院宗達拝書

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更新:2020年06月10日

2020年6月7日聖護院で恒例の献茶。


明日6月7日10:00より
聖護院での神変大菩薩高祖報恩大会におきまして恒例の献茶を行います。
この度は、コロナウィルス蔓延のため
一般参加のお断りして、関係者のみで執り行われる事となり、そのため聖護院さんの方でYouTubeでライブ配信をする事となりました。
明日6月7日10:00に
聖護院の公式ホームページから、YouTubeの聖護院門跡公式チャンネルに入って頂ければご覧いただけます。
是非とも宜しくお願いします。

それ以降の13:00からの法要、そして15:00からの採燈大護摩供の厳修もご覧頂けますのでそちらも併せてどうぞよろしくお願いします。

聖護院ホームページ
https://www.shogoin.or.jp/

聖護院門跡公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCThmNyk-EjmVZGo6ftWyt3A

写真は一昨年の聖護院です。

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更新:2020年06月06日

速水家の茶室




享和(1801〜04)年間の頃(流祖速水宗達の晩年)、釜座出水の地(現京都府庁真ん中くらい?)に完成をした速水家の茶室。
当時は、
広間に「養寿」(聖護院宮盈仁法親王より拝領)、
小座敷に「滌源」(一条忠良公より拝領)、
次の間に「破智可幾渡古路」の間の三間がありました。
「養寿」の広間、「滌源」の小座敷の二間には上段之間と付書院があり、宮廷風とされる速水流の特徴です。
しかし残念ながら1850年に京都守護職の新設により立ち退きとなり、その後は宇治や伏見の地に居を移し、現在の地で居を構えています。
時代を経て現代に至り空間が変わりましたが、
流祖の「茶を介して人と人とが誠心の交わりを結ぶ礼式」であるという信念を守り伝える空間ある事は変わりません。
「不偏不易(何事にも偏らない。何事にも変わらない信念。)」の精神で茶に向き合い茶の原点を追求し、そして新たな時代の日常(入り口)を創造していきたいと思っております。


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更新:2020年06月03日

茶の道とは



茶(ちゃ)とは、造りあげられた自然に生ずるものの内に、常磐の色を変えない松柏があり、冬春には人に賞翫される梅桜あり、その
万象のなかに茶もその一種として存在しています。茶もまさしく造り上げられた自然の賜であり、先に生ずるも、後れて生ずるも、どちらにしても天地の恵には変わりないものであります。その天地の恵より森羅万象における和の礼式が生まれ、連綿と作法として現代に伝わります。それが茶の道。

伝わる言葉を大切にしっかりと追求していくのを基より人を持て成す時その一時の茶の一服を本源とし、そこから生まれる喜びを大切に茶の道に精進していきたいと思います。


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更新:2020年05月31日

速水家の茶の特徴

いち早くのコロナウィルス収束を祈っております。



速水流の貴人台として使っております小掛台の事を深掘り。ありがとうございます。
京の文化が円熟した江戸中期の宮中の求めた茶の今まで開かれなかった資料でもあります。
簡単な内容は少しずつアップしていきます。

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更新:2020年05月28日

甲午から乙未。

もういくつ寝るとお正月。



午年もあと一日。
皆様毎日寒い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか?

私は11月の口切茶事よりもう正月気分です。
またすぐに正月が気分。
新たな気持ちになりますが、気が緩みがち、、、。
年明けてすぐに2月まで家元の初釜始め、地域の初釜があるので、
気を引き締めて頑張りたいと思います。   

振り返りますと、
11月からは季節柄、怒涛の茶事、茶会の嵐。
結構ハードな日程でしたが、充実したもので楽しく過せました。


12月もなんやかんやでバタバタと稽古や茶会や親睦会やんやらと。
体調は少し崩しましたが、そんなんまったく問題ございません。
皆様との茶を通しての和をより大きく広げて参りたいと思います。

来年の思いとしては、
速水流流祖の目指していたことである草庵の茶の原点である真(台子など)の茶をより深めその真の部分からの草庵の茶をみることを最もとして日々精進して参りたいと思います。

今年は皆様には大変お世話になりました。
とてもありがたく思っております。
来年もどうぞよろしくお願いします。




速水流 
 速水 宗広

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更新:2014年12月31日

明日からは11月。

皆様こんばんは。

ご無沙汰をしております。

朝晩の寒暖差もとても感じられるようになってきました。
少し山々が色付いて参りましたね。
紅葉以外の紅葉を「柞の紅葉」というそうです。


10月もとても充実した日々日常を送りました。
これも皆様のおかげです。

有難うございます。


研修会をはじめ茶会や研究会、流祖の206回忌と行事盛りだくさんで、
形の有るもの無いものとてもたくさんの事を勉強いたしました。

果たして10したことが、どれだけ残るのか。。。

1残ればいいかな。笑
それを10回すれば、10残るゆるい気持ちで頑張って参ります。

京都駅にての秋の空。




この度はゆるブログ。
11月は口切茶事はじめ、予定ぎっしり(=充実)です。
気合を入れなあきまへん。
今日はこの秋の空見てゆるゆると。
速水宗広

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更新:2014年10月31日

9月

キンモクセイが薫る日頃となりました。

秋が深まり、心穏やかな季節ですね。

その中研修会、日々のお稽古とあっという間の9月でした。

中秋の頃は、
名月を眺め、団子を食べ、お酒をたしなみと、、、

お酒を飲み出したら月どころでは無くなるので程々に。

良い日々を過ごしました。


(10月の予定)
10月5日、10:30より平野神社において紫式部祭が執り行われます。
そこで、お家元による献茶、その後無料の立礼席も設けます。
限定50人との事。
是非お気軽にお越し下さい。


10月19日は、流儀の宗広会の勉強としてなのでこっそりとですが、
清水寺延命院に於いて茶会を予定しております。
興味がある方はまたご連絡ください。


10月26日は、流祖宗達忌が本満寺内法泉院にて執り行われます。
流祖の法要、献茶そして墓参り、式事の席。

そして茶席の方は速水流独特の

『脱杓点前』による薄茶席を設けます。

字の如く、
茶杓、柄杓無しのお点前でございます。
ご興味ございましたらお越し下さい。
ぜひお楽しみにしてください。

ではこれからも宜しくお願いします。

中秋の名月↓


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更新:2014年10月01日

8月の色々な事。

立秋も過ぎ残暑。
今年は猛暑といいますか、
とても雨が多いシーズンとなり、蒸し暑い日が続いております。
皆様ご機嫌いかがでしょうか?
特に大雨による災害、謹んで心よりお見舞い申し上げます。



さて8月は、
まずは朝茶会を開催いたしました。
(経済人茶会第11回)




お越しくださいました皆様ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


お盆には、北海道へ(妻の実家)
海鮮たらふく食べて、サッポロビールを片手にジンギスカン、またBBQしてと北海道を満喫してきました。


暑過ぎず爽やかでとても気候も良く、過ごし良い日々を過ごさせていただきました天国

モエレ沼の景色。




天国から帰って来た2日後からは、
大峰山修行。
洞川から山上までのコースですが、
先日前の天国との落差があり過ぎて、つらい3時間の山道


、、、しかし山上の大峰山寺で役行者に参拝したり、また素晴らしい景色を体感したりと、心洗われてこれも天国!
下山をしてのお風呂も天国!


色々な天国を味わいました!


翌日は高野山の奥の院にリベンジ下見。
来年の4月21日(弘法大師の命日)に奥の院にて献茶を光栄にも速水流が担当いたします。
山の上なので少しアクセスが難しいですが、とても神秘的な神聖な空間でごさいます。是非とも数に限りある故早めによろしくお願いします。




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更新:2014年08月24日

朝茶

祇園祭りも終わり、暦は立秋が目の前の今日この頃ですが、暑さは真っ盛りです。

皆様ご機嫌いかがでしょうか?



今年も朝茶事を致しました!
お越しくださいました皆様朝早くからありがとうございます。
朝のちょっとした冷涼感。
それを生かし、冷涼な空間を創り上げる。
とても気持ちまでもが清々しくなり、良いお茶事でございます。

昔の方が暑さは現代よりまだマシだったとは思うのですが、、
暑さ凌ぎをただ部屋を人工的に冷やすのではなく、自然との調和しながら、人と調和をする。とても奥深いものです。

色々なお知恵を参考にして現代を生きて参りたいと思います。

少しでも皆様にもお伝えできればと思います。
予定は、7月中旬の休日。
是非とも来年度の朝茶事にお越しください。
告知はやー☺️


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更新:2014年08月05日

高野山に下見。

とても蒸し暑い日が到来いたしました。
梅雨明けも間近です。
皆様お元気でしょうか?

さて、来年の4月は高野山開山1200年大遠忌で速水流が献茶をすることになりました。
50日間くらいある中、煎茶含めて色々な方が献茶をされるとのこと、、、

速水流は来年4月21日9:00〜に奥の院において献茶をします。


というわけで、その下見に行って参りました。
場所は、荘厳な奥の院にてということです。
私初めての高野山というのもあり、ウキウキワクワクしながら下見に行って参りました。

そのワクワクした気が雨を降らしたのか、その日は雨
何かと雨が多い

朝早くから出発したのですが、着いたのはお昼。まず金剛峰寺でご挨拶。
玄関の高野杉




近くの金堂から他の方の打ち合わせ。


奥の院は、その後に行く予定だったのですが、、、。
タイムリミット。ブー。

打ち合わせが長くなるのはわかってたのですが、、、
後に予定があったので、私は奥の院に行けず終了。

電車(3時間)で帰りました
結構長いんですよねぇーー




必ずリベンジします。



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更新:2014年07月13日

水無月の茶会。

蝉の聲が聞こえ始めて参りました。

麦茶の美味しい季節になりました。
抹茶が一番ですけれども☺️
なんて冗談はそれくらいに、

それにしてもあっという間、一年も半分過ぎました。

6月30日には、これからの暑さ(鱗形)と半年の汚れ(小豆)をという思いで水無月をもぐもぐと、、、。
清く有意義に過ごして参りたいと思います。



6月29日には経済人の皆様に向けた茶会を福寿園に於いて開催いたしました。

今回で11回となるのですが、

今回は特別企画としてファシリテーション(場作り)界でのとても有名な方であります、
中野民夫 様を迎えての茶会をいたしました。

茶会後は中野氏との対談、

次に参加者による対話の場を設けました。


その中、皆様の志の高さ、吸収そして共有しようとする思いには、とても勉強になりましたし、
このような環境に身を置ける私に幸せに感じ、機会をいただいた事にとても有難く感じました。

感想としては、西洋と東洋の感覚の違いはありますが、
そこの調和こそ真の目指すところであるのでしょう。



福寿園の皆様、お集りの皆様ありがとうございました。

7月は朝茶事、山陽地区の研修会、その他諸々、稽古、
頑張って参ります。

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更新:2014年07月02日

梅雨の季節。

皆様おはようございます。
梅雨の季節なのに、良いお天気でございます。
お庭には打ち水。

昨日は朝からサッカーW杯試合を観戦いたしましたが、結果としては残念でしたね。
それでも可能性を信じて応援しております。

そんなこんなで今年が始まりもう半分が過ぎようとしております。

今年の三月には韓国に


とてもあちらのお持て成しに感激いたしました。

また4、5月とあんなこんな行事がありました。
特筆すべきは、ひむれの里茶会が来年で20年になります。
今年は、珍しく雨模様でしたが、これは来年のためのものだと考えて来年を期待しております。
是非とも来年は近江八幡のひむれの里茶会にお越し下さい。

5月25日(5月の3.4週目の日曜日)の滋賀県野洲の錦織寺においてのカキツバタ茶会もお勧め!

6月7日は恒例の行事であります聖護院の献茶祭。
例年のごとく盛会でございました。
これも皆様のおかげでございます。
とても良いと好評ですので、是非来年も6月7日でございますので宜しくお願いします。
5月5日、25日の茶会と6月7日の献茶祭の受付はじめます。笑

季節が良いので行事も増えます。
ありがたや。

よろしく聖護院を終えたら落ち着きます。
今はホッと中です。
またそのような中、6月の写真を見返しています。
その岡山での支部総会での一枚を紹介させていただきます。

この写真の掛け軸は、流儀の2代目の宗曄宗匠の掛け軸。


瓠子曲彎々
冬瓜直儱侗

瓠子は瓢箪の事。
儱侗はロウトウといい、未熟という意味。
瓢箪はくねくね曲がるが、
冬瓜は未熟だけど真っ直ぐのびる。

皆個性があり、主張している様である。
簡単に思う事は、しつかり中身を知る事が大切であり、それが調和の大切な一歩なのでしょう。

とても勉強になりました。

話が変わりますが、
娘の誕生を前回報告させていただきました。娘の父としてしっかりと生きていこうと思っているわけでごさいます。
例えば、車の運転もとっても慎重になったりなど、、。

そんな中、車での出張帰りにお花のサプライズが
娘ではなかったのですが、妻からお花のいただきました。
元気をいただきました。
ありがとうございます!


今から広島行って参ります!

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更新:2014年06月21日

報告です。

ご無沙汰しております。

梅雨に入り、紫陽花のみずみずしい感じが何とも心潤う今日このごろ。

日々作務をしているうちに1年1年あっという間に過ぎました。
とても充実していたのだと思います。

これも皆様のおかげでございます。

今年の2月4日には待望の娘が誕生し、
イクメンを目標に日々頑張っております。笑

名前は『妃菜花(ひなか)』と名付けました。

とても元気な女の子で、誰に似たのかとっても大きいとの事。

これから成長が楽しみです。

これからもどうぞ宜しくお願いします。





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更新:2014年06月17日

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

家元においての初釜2日目で御座います。

ようやく始動いたしました。

気持ち引き締め今年1年精進し、
様々な経験をしていき、
徳を積んで行きたいと思います。

目標はブログ更新する事。

竜頭蛇尾にならないように頑張ります。


速水宗広

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更新:2013年01月09日

5月、6月は

いつも通りご無沙汰しております。

季節は目先に立秋。夏も終盤。
7月も終わろうかとしている時に、5、6月の出来事をとは。

反省しております。
頑張って追いついて未来の事を書けるように頑張ります。

5月は思い返してみると、例年通り初夏の香りがする気候でしたね。
清々しく良い天気の毎日でしたね。
5月の行事としては恒例の5月5日の近江八幡の旧西川邸の茶会。
今年も清々しい気持ち良い気候でした。
本当に毎年良いお天気で、これぞ自然の恵み。
自然の包み込むような優しさに触れられる一日でした。

西川邸では八幡商人への献茶が執り行われ、後に午前中だけ釜を掛けます。
外では立礼席で薄茶をしておりますので、ぜひ来年も5月5日にお気楽にお越し下さい。(限定100人)
来年も絶対いい天気だと思います。(笑)




6月は
まず6月7日の恒例の本山修験宗総本山聖護院に於いての献茶式。
家元の献茶式、後の呈茶席2席に点て出し席1席、点心席。
お菓子も川端道喜のお菓子だったりとまた聖護院門跡門主の導師により大護摩供も執り行われます。
1日充実したものになりますよ。
それで会費がとても安い。(詳細はまた聞いてください。)
聖護院さんの希望で、よりたくさんの方にお越しいただきたいとの事です。
是非毎年恒例の行事ですのでよろしくお願いします。
写真は茶席と大護摩供の様子。




6月17日は広島安国寺不動院に於いて稽古場開きの茶会をいたしました。
広島安国寺不動院は、広島市内での唯一の国宝のあるお寺、
その国宝の御堂も特別開放していただきました。
広島に行かれました折には是非お参りして下さい。
第1.3の土曜日でしたら昼からお稽古をしておりますので、
お茶を一服どうぞお越し下さい。

稽古開きは続き薄茶の席と点心席をいたしました。
お越しいただきました皆様、如何でしたでしょうか?

梅雨時期ですので当日の天気が不安でしたが、、、(前日も大雨)


当日は晴天。
何よりも嬉しい事でした。
お天道様ありがとうございます。

来賓の皆様、またご来席いただきました皆様、速水流の方々、
お手伝いいただきました皆様、有り難うございました。
無事盛会に終えた事、充実した一日に感謝しております。

写真は不動院。茶会の様子。




広島稽古場ができ、稽古場は7カ所となり充実してきました。
弟子も50人以上になり、しっかりと頑張っていかなければなりません。
こんな私ですがこれからも末永く皆様御付き合いください。

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更新:2012年07月19日

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プロフィール
速水宗燕
速水宗燕
1983年、生を受ける。
六歳より北野天満宮において初点前。以降、家元茶事・茶会に参加。
05年、仏教大学文学部中国語中国文学科卒業。
大学在学中より聖護院献茶式などの半東を務める。
卒業後、茶道速水流に執事補として専従。
教授として稽古場を持ち初心者の稽古を始める。
06年10月〜07年2月まで、近江八幡資料館において、近江八幡市文化振興課の依頼により文化講座の非常勤講師として講義を務める。
07年10月、笠岡の威徳寺の代官茶会において席主を務める。
08年9月、相愛大学にて日本文化論の非常勤講師就任。
08年10月、聖護院門跡にて若宗匠襲名披露。
09年3月、東京南青山の東三李にて稽古場開設。 以降、大阪府八尾の恵光寺、滋賀県中主の錦織寺、東京虎ノ門 寿泉堂、広島不動院にても稽古場を開設。
19年3月、速水流八代目として家元を代襲する。 現在に至る。
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