花月100回といわれるだけありまして、なかなか難しい研修です。
花付ですので周り花をしてから花月という式事を行います。
周り花とは、亭主と客が一つの花入に順に花を生けていく式事です。
花を入れる訓練のためというのが一つの理由です。
今回は花入は唐人籠を使用いたしました。
花入の口が広いため、草花を5種類くらいしっかり生けるのがざっくりとした私の考えですが、
皆さんの色々な生け方を見ていると、勉強させられることがたくさんありました。
頭でさっと絵を描いても、思うように生けれないというのが自然の奥深さというものか。
さらに人前でさっと生けるとなると、難易度の非常に高いものです。
やはり日ごろの訓練。何度も練習をし自信をつける。
何事もしっかりと一歩一歩精進です。
午後からは、速水流研究をしておられる井川健司先生の講義があり
非常に充実した研修会になりました。
今回の話は、裏千家八代目の一燈と流祖との関係についてお話くださいました。
流祖の偉大さは以前から色々解っておりましたが、
やはり流祖の師匠なのでしょう。
一燈という茶人にさらなる偉大さを感じさせるものを今回の講義で教わりました。
内容はまた今度にでも。。。。
時世、色々な意味でも流祖宗達宗匠はもちろん一燈宗匠の遺志を引き継ぎ、
しっかりとした道を受け継ぎ伝えていきたいと思っております。
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