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10月23日 京都宗達忌

本満寺内法泉院において、流祖速水宗達203回忌の法要が執り行われました。

天気は予報によると雨。
しかしお墓参りを予定しているので心配していましたが、雨降らずでした。

お家元はいつも晴れ男。
私は今のところ雨男ですので見習いたいところでございます。
10月23日 京都宗達忌
次第としては、
家元による供茶そしてお墓参りそして点心、茶席という1日。

流祖の遺徳を偲びながらその日を過ごしました。


茶席の後には「花月」という式事を参列者の方々と楽しみました。

「花月」というのは

適当な人数は5人で、役札をそれぞれが引き
「花」を引いた人が点茶をし、
「月」を引いた人が飲茶をする式事(稽古)です。

その中には色々なお作法が含まれているのですが、
常のお点前とは違い、色々なパターンが出てくるため
なかなか難しいものです。

意としては、基本的にお稽古は個人授業ですが、
花月をすることにより、作法の統一や茶室の動き方など常のお稽古とは違うものを勉強でき、
その空間で皆心を一つにしてお稽古をすることができます。


さてこの度私も流祖を偲び参加させていただきましたが、

「月」ばっかり当たって

たくさんお抹茶をいただきました。

もっと茶を飲み修行しろという流祖のお言葉でしょう。

しっかりと身に沁みました1日でした。


最後になりましたが御参列いただきました来賓の皆様はじめ流門方々有難うございました。


10月23日 京都宗達忌
茶席にて。

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更新:2011年10月26日

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プロフィール
速水宗燕
速水宗燕
1983年、生を受ける。
六歳より北野天満宮において初点前。以降、家元茶事・茶会に参加。
05年、仏教大学文学部中国語中国文学科卒業。
大学在学中より聖護院献茶式などの半東を務める。
卒業後、茶道速水流に執事補として専従。
教授として稽古場を持ち初心者の稽古を始める。
06年10月〜07年2月まで、近江八幡資料館において、近江八幡市文化振興課の依頼により文化講座の非常勤講師として講義を務める。
07年10月、笠岡の威徳寺の代官茶会において席主を務める。
08年9月、相愛大学にて日本文化論の非常勤講師就任。
08年10月、聖護院門跡にて若宗匠襲名披露。
09年3月、東京南青山の東三李にて稽古場開設。 以降、大阪府八尾の恵光寺、滋賀県中主の錦織寺、東京虎ノ門 寿泉堂、広島不動院にても稽古場を開設。
19年3月、速水流八代目として家元を代襲する。 現在に至る。
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