続きの4月は、

まず4月1日に広島の太光寺においてメデルさんのファッションのショウがあり、
その中の文化の誘いの一部の時間をいただき速水流を紹介させていただきました。

トップバッターという事で空気をつかむのに結構ドキドキいたしました。

私自身はうまくできたかはさておき、それ以降の色々な催し事が素晴らしく、
特に私の師の能への誘いを初めて拝見させて頂き、迫力に感動いたしました。

広島でいろいろと良縁をいただきましてありがとうございます。


2、4日と平安神宮の澄心亭(←庭の入り口から2分くらい?)で観桜茶会。
今年は桜が遅く(しだれ桜は特に遅い)、満開はほど遠い状態。
例年平日でも100〜200人はくるのですが、50人程度でとてもゆっくりとしたお席になりました。
誰でも気軽に入れます。
毎年1日〜15日まで釜をかけておりますのでぜひお越し下さい。

16日は平安神宮で3年に1度の献茶祭がありました。
このときしだれ桜が満開で、天気も花曇りでそこまで暑くなく最高の日和でした。
ご遠方からのお手伝いまたお越しになられました皆様有難うございました。

18日は広島の牛田にあります不動院に於いて茶道の講習会をいたしました。
すごく天気もよく暑いくらいでした。
お越しいただきまして皆様ありがとうございました。
お食事までも皆様とご一緒にさせていただきました。
さすが賀茂鶴さんです。
美味しくちょうだいいたしました。
ごちそうさまでした。

30日はオットコマエが誘う茶と能がありました。
私の能の師とのコラボレーション。
いうまでもなくオットコマエとは私の師匠(吉田篤史先生)のことです。
その背中に隠れて私がおります。笑
もう5回くらいになるのか。
回を重ねるたびに充実していくような気がします。
色々な機会をいただいてる皆様に感謝です。

後は各地お稽古に行っておりと
4月は行事が多かったので忙しい毎日でした。

簡単な行事報告でごめんなさい。

写真は、4月1日の太光寺にて。

広島市内を一望できる太光寺。



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更新:2012年07月18日

3月4月は、

三月の前半は、毎日お稽古でした。
大阪⇨滋賀⇨家元⇨東京⇨広島
と毎日。
正座は慣れてきましたが、
流石に膝が崩壊いたしました。

というのも、
実は、、、
3月の中旬から法事で妻の実家に帰るため(北海道)という勝手な都合で、
稽古日を3月の上旬と下旬に集中させました。

皆様
御協力有難うございました。

しっかりジンギスカンを食べたり、北海道を粛々?と満喫いたしました。



行事としては3月18日の
東京人形町のロイヤルパークホテルに於いての春の茶会、
あとは3月の末には第4回経済人茶会をいたしました。


ロイヤルパークホテルの茶会は、
シトシトと雨が降る日で、お越しにくいところわざわざ有難うございます。
私は家元席で家元の手伝いで半分だけ濃茶を担当させていただきました。
閑静なところで良い場所でした。

27日の経済人茶会は
天気良かったのですが、ピリッと身の引き締まるような日。
皆様の伝統文化に対する気持ちが伝わり、
とても充実した会になりました。
私自身文化にどっぷり浸かっているため、皆様と一緒にいるだけで刺激があり勉強になります。
今後も微力ながら、伝えていきたい志でございます。

写真は北海道満喫しすぎたのが少しふっくらいたしました私の姿です。



また更新いたします。

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更新:2012年05月16日

日記をさぼっていた、これまでの出来事。

日記を書かずして半年が経ち、

お待たせいたしましたと言いながら、

2ヶ月が経ち、

申し訳ございません。


時は4月。暦では春も終盤なのですが、桜が咲いて改めて春を実感。

とくに今年は一段と寒いからですかね。
今までが冬で、急に春めいたという感じです。

生活環境の変化など色々なことで忙しい時期ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

気忙しいとは思いますが、桜(自然)の力を借りて、お酒の力を借りて、ゆっくりと。

心が和みますね。

日本酒片手に桜を観ながら詩でも詠んで、、、、、、、、、、、。


こんな私ですが末長くよろしくお願いします。
ちなみに3月で29歳になりました。
おめでとう。

さてさて
昨年からの出来事です。

まず昨年11月29日経済人茶会がありました。

ちょうど紅葉も良い頃でした。


これからの経済を担う方々に日本の心をとの思いでやっております。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
またご興味ある方はご連絡ください。

年末は各稽古場の忘年会、親睦会があったり、新年に向けての準備にバタバタしておりました。
まさしく師走ですね。有難い事です。

そして新年あけまして、
毎年正月はゆっくりと過ごします。
来客のために庭掃除をしたり
親戚などとご飯を食べたり甥っ子姪っ子の相手をしたり年賀状の整理したりとあっという間でしたが。

さてさて
始まります。
初釜です。

まずは家元に於いて5日間の初釜。


そして各支部の初釜。


今年は2月の半ばまで初釜でした。


その間には色々な新年会、2月1日に北野天満宮での茶会がありました。


それに加えて各地方の稽古や家元でのお稽古。

という事で1月2月は何かと毎日バタバタバタバタ。
急な下り坂を転がっているように時が過ぎました。


2月25日には広島のお稽古場ができた事もありご縁をいただき、
広島のメデルさんで茶道というテーマで講習会。

講習会の内容は、

伝統文化(茶道)から学べる事は何か?
そのような事をテーマに講習させていただきました。

簡単にお話させていただきますと
人間は知恵をいかし便利を追究し
この何百年間地球をいじめてきました。
徐々に大地は悲鳴を上げ、様々な(温暖化など)問題が出てきております。

その渦中、日本人は四季折々国土豊かな環境で独特の感性を培ってきた人種です。
自然を敬愛し、自然との共存を主として生きてきたのです。
その集大成といっていいのだろうか、
伝統文化のできた時代(平安〜桃山)というのは自然と便利のバランスがちょうど調和のとれた時代であったといえます。
便利が先立ち、自然がお座なりになっている今の世の中、特に日本人に
伝統文化を皆様にお伝えし、自然の素晴らしさ偉大さを伝えられればと思っております。

このような事を講習しております。
ご興味があればまたの機会にお話いたします。

色々お話をブログで書きたいのですが、、、、
とりあえずおやすみなさい。

3月の出来事はまたアップしていきますのでよろしくお願いいたします。




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更新:2012年04月10日

お待たせ致しました。

皆様明けましておめでとうございます。

本年も茶道に精進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。



一ヶ月遅れのご挨拶申し訳御座いません。

旧正月と考えていただき、、。

とは言え、遅くなりました。反省。

初釜も終えようやく落ち着きましたので、しっかり書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。



あと先日はコメントくださいました高原様へ。

コメント返信が操作わからず、遅くなり失礼いたします。

初釜では有難うございました。
以後もまたよろしくお願いします。

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更新:2012年02月17日

11月27日  時雨茶事。

本日は時雨茶事という茶杓拝領の茶事の日。

正午の茶事と夜咄(ヨバナシ)の茶事の2回。

1日中お茶事の日です。

正午の茶事の始まりは10:30。

16:00に終わって準備。

夜咄の茶事の始まりは17:30。

終われば22:00。
というお茶事続きの1日です。


しかも私は11:00からの未生流の笹岡さんの襲名式にも招待いただき1日ハードなスケジュールでした。

会場がウェスティン都だったので、京都のこの観光シーズンで一番多い時、

無事にたどり着け帰れるかドキドキしながらも、

正午の茶事の炭点前を終え、ウェスティン都へ。

遅れながらも、参加させていただきました。

1000人の規模の襲名披露の宴。

あいさつに来られた時のあの雰囲気。
本当にその人徳に感激をいたしました。

色々と見習いたいと思います。




さて、披露宴を終えすぐに家元へ。
再び茶事に戻りました。

正午の茶事を終え、また準備をし、

夜咄の茶事を。

夜咄茶事は、電気はつかわず蝋燭だけを使ったお茶事です。
言うまでもなく、まったくの別世界です。


写真で風情を感じてください。


このお茶室で茶事が行われます。明りは蝋燭です。


炭点前です。夜咄茶事では初めてで、はじめは手元が暗くてお点前できるか不安でしたが、
目が慣れると良く見え不安解消。しっかりお点前できました。


家元の庭は、北野天満宮を借景としてまして、紅葉の時期は最高に美しい庭に変わります。


茶事のメインのお濃茶の席。床のお花です。

このようにして茶事が行われます。
しかし夜咄の茶事を終えて、電気のついてる部屋にいくとホッしました。
電気というのは今の世の中に必需な物だと切実に感じました。

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更新:2011年12月01日

11月23日 茶事。

ブログを読み返していると
11月は本当に茶事が多く、
今週だけでも4回あります。
これまでの中で初めてかもしれません。

茶事は色々な準備があり大変な印象を受けると思いますが、

実はかえってその後に用事が無ければ、
茶事当日はそこまで大変ではございません。

17時くらいにはおちつくので、
その後ゆっくりリラックス出来るのです。


お客をお持て成しするのため緊張し、その後のリラックス。
そのON・OFFがしっかりできとても気持ちのうえでも充実します。

最近正座しすぎて膝が痛いですが、、、汗


今回も私の門弟を招いての茶事。
天気も良く、ピリッとくる寒さ。
寒さに紅葉も色づいてきました。
今回も前回の茶事同様に何もかも初心というわけでしたが、
しっかりとした客ぶりでした。
お疲れ様でした。

皆様とても茶道に熱心な方ばかりで
私自身がお尻を叩かれているような状態です。
「膝が痛い。」とか言ってられません。。。

そのような状態ですが、出す物を出しきる覚悟で頑張って参りますので
皆様宜しくお願いいたします。


(気ままに独り言)

お持て成しに作法(型)があります。
それは、古人が何回も繰り返して繰り返して
円滑に美しくその場が流れるためのものです。
無駄な動きなど全くないほど洗練されたものです。
その作法を熟得する事がまず1つ。
しかしそれでは終わりではありません。

お持て成しは人と人のぶつかり合い
また物との共存、自然との共存することにより
その空間が形成されるのです。
実はお持て成しには答え(形)はありません。
今まで積み重ねてきた古人の知恵・作法を学び、
その場に応じて色々な機転を利かす事が大切となってきます。

ここで放置すれば道に迷うでしょう。


まず入り口としてはお作法を学ぶと同時に、
人、物、自然に「敬う」気持ちを持つ事が
大切なのではないでしょうか?
それにより人・物・自然の本質を知ることができるのです。
そして調和できるのです。

夜遅くなりましたので、
この辺でやめときます。
詳しくは、お茶を飲みに来て感じて下さい。

美味しくお茶一服どうぞ。


薄茶席にて

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更新:2011年11月27日

11月20・21日 茶事

はなやか関西のお茶会を終え、広島へ出稽古。

そして11月20日茶事。その翌日も。

これだけのお茶漬。

しかし、すごく充実をしているので楽しい毎日を過ごしております。

周りには色々とお世話になっている事を念頭に、
これからも頑張って参りたいと思っております。


20日は快晴でした。
前日は大雨で大変な思いをしたので、
いつも以上に晴れる事に有難さを感じ、
さらに自然の偉大さ、またその自然と共存している素晴らしさを感じました。


21日はこの時候らしいすこし時雨た天気。
ちょっと寒いですが、秋から冬への変わり目を感じました。
少し雨がパラパラと降り最高の風情でした。


(20日の茶事)


(21日の茶事)


茶事の流れは同じく私は炭点前をさせていただきました。

この度、家元の許しを得て十徳を着用しての炭点前。

(十徳というのは、流儀によって理はありますが
茶道の研鑽をし、家元に許しを得なければ着用できない男性の制服。)


いつも袴だったので、お点前も悪戦苦闘、
また炭点前は、普通の点茶の点前ほど、
あんまり練習することができないので(灰のまき方や炭のつぎ方など)
経験浅く、
写真の如くして皆さんが炉の周りに近寄りしっかり拝見をされるので、
しっかりと何度も経験を積み
また十徳姿が様になるようにしっかり茶の徳を積んでいきたいと思います。




余談ですが、、、

明日11月22日は結婚記念日ですので
しっかり息を抜いて
じっくり満喫したいと思います。


って投稿が23日になってしまいました。(笑)

ゆっくり神戸の街を満喫致しました。



リフレッシュできました。
これからもがんばります。

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更新:2011年11月23日

11月19日 はなやか関西での茶会。



この度は、大阪西の丸庭園内の迎賓館で茶会がありました。

とりあえず凄い雨でした。

道中は川のようになり、傘も役立たず、、、。

遠方からお越しの皆さま本当に有難うございました。

迎賓館というめったに入れない所での茶会。
如何だったでしょうか?

道中で大雨に打たれた思い出の方が強いのではございませんか?


点前は立礼台でのお点前。

私自身は初めの1席だけ速水流の説明や道具の説明をさせていただきました。

なぜかというと
午後から広島への予定。

早速スーツに着替え、
大雨の中、西の丸庭園を15分くらい右手にスーツケースと左手には鞄と傘。

ずくずくになりながらタクシーを探す。

というまぁ大変な半日でした。

しかも、朝の行きしの車はバッテリー上がり使えず、急遽私の車を出すことに。



大雨でしたので
来客数も少なくゆっくりとした1日だったという事です。

まあそれにしても自然というものは本当に怖いですね。

皆さまお疲れさまでございました。

今後何か行事があれば、
数多くのテルテル坊主を作って、心から雨が降らないように祈る事とします。

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更新:2011年11月20日

11月13日 茶事

今回は私の東京稽古場の弟子を招いての茶事でした。

参加者が全員で15名ぐらいですので一回でまとめてできるのですが、
今回はあえて13日・20日・23日5名ずつに分け茶事を行います。

なぜかというとあまり人数が多いとお持て成しをする亭主が客の事を把握できないからです。
これは個人個人をお茶を持て成す上では大切なことで
茶道の真髄だといっても過言ではないとおもいます。

これからもこういう気持ち大切に持って速水流を伝えていきたいと思います。


という事で、3日間の1日目がこの度13日にありました。
皆様初めての経験でしたので、
慣れない着物に疲れたとかの方が勝ってるかと思いますが如何だったでしょうか?

私自身茶事を経験してくださった事はすごく嬉しくおもいます。
茶道の稽古というものは、ただ単に点茶の稽古ができるだけでなく(といっても点茶の稽古も大切ですが)
色々な日本人が成し得てきたお茶を美味しくいただいてもらうための空間創り、
言いかえるとストーリががあり、非常に奥深いものです。
そういう事を体験してくださり感激です。これからもしっかり精進されますように。
これからがすごく楽しみです。

しっかり導けるように私も頑張っていきます。



私は炭点前。
そして
茶事には色々な流れがあったり懐石料理の食べ方とかありますので
そういうところも同席してレクチャーさせていただきました。



今日は懐石料理の強肴といわれる料理の写真です。
綺麗な盛り付けです。
「秋の吹寄せ」といわれる盛り付けです。

丸十イチョウ←サツマイモ
海老芋揚
しめじ
銀杏
針柚子

もう紅葉の季節ですね。
楽しみです。

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更新:2011年11月18日

11月亥の日 口切茶事

口切茶事は流儀によって違いますが
11月のはじめの亥の日にいたします。

なぜかというと炉に初めて火を入れるという事で、
火の難に遭わないために亥の日に行います。

干支の亥というのは陰の中でももっとも陰である事、
また言い伝えですが
焼け野のなかで菅原道真公の命を落としかねないときに、
猪に道を開いてもらって助かるという故事など

という理由から亥の日に茶事を行います。

今般では炬燵の電源をいれるのをこの日にする方がいるそうです。


炉に火を入れると同時に
今年の5月に茶摘みをしたものをつめた茶壺の口を開け
新茶を味わいます。

茶人の新年。
正しく「あけましておめでとうございます。」です。

今年の口切茶事では1年の始まりという事もあり、

茶事の主の濃茶はもちろんお家元によるお点前。


その前に炭を入れる作法があるのですが、
光栄にも私は家元の代わりに炭点前を任されました。



茶人にとって点茶することには火というのはすごく重要ですので、
それを任されるというのは本当に光栄です。



ちなみにわたしの今までやっていた薄茶点前は妻がやりました。



逆勝手の点前ですので苦労するかと思えば難無く。


これからも
色々経験をしてまたより一層成長していきたいと思います。

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更新:2011年11月07日

11月4日 茶会。口切の趣で。



今日は、京都伝統フォーラムという法人の会で色々とお世話になっている方を招いての茶会でした。

天気もよく穏やかな日でした。

初めての方に茶道の楽しみを教えるような茶会を開いていると、自分のためにすごく勉強になります。

初心に帰り、茶の本源を話し、わが身を振り返り反省するパターンがほとんどですけれども・・・。

この私の稚拙な説明ですが、少しでも理解意していただき、
伝統文化に携わる人が多くなればと心より願っております。

これからも遠回りしてでもコツコツ精進していきます。


またこの度はさらに茶縁というものが広がりました。

どんな茶味でしたでしょうか?

またふとした時に思い出してくださいね。

遠いところわざわざ有難うございました。



それにしても蚊がまだいます。

暖かいからか。もう11月ですのにね。

話してるときに一発おでこに刺されました(笑)


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更新:2011年11月04日

11月の茶道。



茶家では一般的に正月に当たる月です。

これは今年の5月に摘んだお茶を茶壺に保存しひと夏を越し、

この月からお茶を飲み始めるからです。

ですのでそのため客に茶を持て成すために、障子の張り替え、畳を替えたり、
垣根を青竹にする、炉壇を塗りなおすなどします。



青畳の香り、炉壇の綺麗さ、障子の新しさといい、茶家の新年の趣を感じられます。

そこで茶壺の口を切り今年の新茶が振舞われる茶事、これを「口切茶事」といいます。

一般的には知られていないですが、茶家には本当に大事な季節といえるでしょう。

「今年の新茶は如何なお味かな。」と昔の人はわくわくしておられたのだと思いますが、

最近は便利になりいつでも新茶が飲めるようになりました。

いつでも飲めるというのも良いようで有難味のない話ですね。

しかしそのわくわくした古人の心を忘れなように茶に向き合いたいと思っております。


さて季節も良くなってきまして風炉から炉に変わります。

年新、心もリフレッシュし、しっかり1年茶道と向き合っていきましょう。

まずほっと一息。抹茶一服如何ですか?


お軸は
4代目宗汲宗匠のお軸です。
「茶茗宜久服有令人志悦之功」

茶茗宜しく久しく服す宜し。人の志を悦ば令むる之功有らん。

意味は、
お茶(新茶~遅茶)は長い事飲む事がよい。
人の志(信念)にいい結果をもたらすだろう。


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更新:2011年11月04日

10月30日 岡山支部宗達忌



9月から続いていた週末の支部での行事がようやくこれで落ち着きます。

季節は秋から冬になるところ、だんだん寒くなってきましたね。これで紅葉もきれいに色づけば良いですね。

10月30日当日。岡山は時雨模様。

家元の供茶・献茶の時はほとんどが晴れるのですが、、、、雨。

理由は、私も供茶の点前を途中から(残茶拝復というところから)させて頂ただいたところに訳があります。

私は実はすごく雨男でして、
若宗匠披露のときも結婚式のときも色々茶会の席主のときもお稽古のときも、、、、雨です。

日頃の行いが悪い?そんな事無いのですが、、、雨。

全部が全部ではございませんが、大きい行事はほとんど雨です。

特に結婚式の披露宴の時は豪雨。すさまじかったらしいです。

先祖が喜んでくれて、うれし涙をと解釈し自分自身を励ましています。

ですので家元の晴れ男と私の雨男が混ざり、時雨という天気だったのでしょう。(確定)

皆さまお足もとの悪い中御参列いただき有難うございます。申し訳ございません。


当日の予定は、少林寺様による法要、家元の献茶、茶席2席。その茶席2席の中では教授の実技試験を行いました。

岡山は門弟の多いところですので、毎年この時に何人か教授試験があります。

今回も3人の教授へなられた方がおり、家元の前で実技試験。

これからも一歩一歩精進していただきますように。お疲れ様でございました。

と言ってる間に
そろそろ私の弟子たちも教授手前まできました。約6年。
すごくこれからが楽しみです。

また茶席も岡山の青年部担当ということでさらにまた楽しみが一つ。
更なる飛躍を期待しています。



年々行事の感じ方も違う中、
流祖203回忌は本当に充実した会で、今までの道を見直しこれからの光ある道を見据える事の出来た行事となりました。

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更新:2011年11月01日

10月23日 京都宗達忌

本満寺内法泉院において、流祖速水宗達203回忌の法要が執り行われました。

天気は予報によると雨。
しかしお墓参りを予定しているので心配していましたが、雨降らずでした。

お家元はいつも晴れ男。
私は今のところ雨男ですので見習いたいところでございます。

次第としては、
家元による供茶そしてお墓参りそして点心、茶席という1日。

流祖の遺徳を偲びながらその日を過ごしました。


茶席の後には「花月」という式事を参列者の方々と楽しみました。

「花月」というのは

適当な人数は5人で、役札をそれぞれが引き
「花」を引いた人が点茶をし、
「月」を引いた人が飲茶をする式事(稽古)です。

その中には色々なお作法が含まれているのですが、
常のお点前とは違い、色々なパターンが出てくるため
なかなか難しいものです。

意としては、基本的にお稽古は個人授業ですが、
花月をすることにより、作法の統一や茶室の動き方など常のお稽古とは違うものを勉強でき、
その空間で皆心を一つにしてお稽古をすることができます。


さてこの度私も流祖を偲び参加させていただきましたが、

「月」ばっかり当たって

たくさんお抹茶をいただきました。

もっと茶を飲み修行しろという流祖のお言葉でしょう。

しっかりと身に沁みました1日でした。


最後になりましたが御参列いただきました来賓の皆様はじめ流門方々有難うございました。



茶席にて。

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更新:2011年10月26日

10月10日 尾道支部宗達忌



連日の穏やかな陽気な日。

なるほど体育の日をこの辺に設定された理由なのでしょう。

流石です。

こういう時は外で運動会でもして体を動かしたいですが、
室内での茶道です。

仕事です。

ご多忙の中皆様お集まりいただいて有難く思っております

献茶の半東を務め、その後茶席で一服しました。

楽の一入はじめ、立派なお道具立てでまた心のこもったお点前で楽しい一時を過ごしました。

この度は、体育の日という事もあるのか参加が少なく、
日の設定も考えものだなと感じましたが、、、

しかし毎月お稽古にも行っているので久々に会うとかでもありません。

これからも宜しくお願いします。

宗達忌も東京支部から始まり、尾道を終え、これから京都、岡山と続きます。

流祖の遺徳をしのびたいと、またそれを原動力として邁進して参りたいとおもいます。


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更新:2011年10月26日

10月9日 黒住教献茶祭

今年の今日は5年に1度の神道山黒住教に於いて献茶祭です。

天気は快晴。献茶日和です。

皆様着物の方が多勢で、岡山県の文化度の高さをうかがえます。



献茶祭は毎年行われておられ、5流で順番に担当して5年に1度という事になっています。

5年に1度ってのはあっという間のことで、正直とても驚いてます。ってか焦っています。

大学卒業して少し経ってからの時に前回の献茶祭。それから5年経て私28歳になる。この度の献茶祭。

「私はこの5年間何ができたでしょう?」となんとなく自分に問いかけてみる。

まあ色々できたことはありましたが、

この時の流れる速さを思うと、一生ではできる事ってのは限られていることを痛感。

なんとか次へバトンタッチできるように頑張っていきたいと思います。


時間というものは目先のことを考えるとたくさん有るように感じを受けますが、
ずっと先の大きなものを見ていると一瞬で過ぎ去るような気がしますね。


とかいって、焦っても仕方ない事ですね。といってる間にも時間は刻一刻と進んでいます。

一つ深ーーく深呼吸をして。呼吸を整えて。。


家元も御健在ですのでしっかり半東を務めしっかり心の準備、道の精進をしていきます。



写真は献茶祭に於いての速水流の添釜




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更新:2011年10月25日

10月2日 紫式部献茶式 於平野神社

家元氏子の平野神社に於いて、
毎年10月初めに献茶式を行っております。

今年で何回目になるのでしょう。



ちょうど紫式部の実がきれいな頃で、今年も穏やかな秋の気候で清々しい気持ちになりました。



近所の方もチロホラとお目見えでき嬉しかったです。
有り難うございます。

来年も行う予定ですので是非ともお越し下さい。

季節も良くなって来たので行事も目白押し!!

どんどんアップしていきます。

宜しくお願いいたします。



一つぼやかせていただきます。

袷はまだ暑いですね。

重要である日本のしきたりを守るのもなかなか考えものですね。

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更新:2011年10月25日

9月25日 東京支部宗達忌と研修会

東京支部はいつも最後に研修会を行います。



これが今年最後の研修会。「しっかり見本になるような点前をできかな。。。多分。」と自分なりに考えております。

今回は特に薄茶点前であった為感じたのか、

見本点前を心掛けの気持ちが強く、常に堅苦しい薄茶点前になっている事に気付きました。

その後調子を戻すため、稽古を時間の暇をみて頑張っております。

色々な茶のおもてなしを考え経験して、立派な茶人に。



また東京支部宗達忌も行われました。

203回忌。私が後継ぎを披露して3年。

何をしてたのやら。すぐに時が経ってしまいますね。

そんな事いって後ろを向かず、前を向き頑張ります。


  
今回は私の東京の稽古場の弟子も多数参加。

稽古場を設けて3年。もう20人以上になります。

皆さん熱心ですごく頼もしく、私の励みになります。
年々一緒に道を歩みましょう。




色々お手伝いいただいた東京支部の皆様はじめ
参列いただいた皆様有難うございました。






車で帰りました私たちにもお疲れさまでした。(笑)

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更新:2011年10月19日

9月23日 京都支部研修会



京都支部の研修会はいつも家元にて行われます。

大茶碗のお点前も何回やった事でしょうか?

今回はそれが理由ではございませんが、私のお弟子さんに見本点前をしてもらいました。(京都支部恒例です
。)

お点前するのも緊張するのですが、教えてる弟子が人前で見本のお点前を披露するのも手に汗握るものです。

茶歴も程々、流石堂々としたお点前をされました。
お疲れ様でした。


段々と私の直弟子も育ってきてるのを実感致しました。

流祖の師の一燈宗匠のように、
「これからも数よりも素晴らしい門弟を一人でも。」の目標を掲げて日々茶道に精進してまいりたいと思っております。

生涯に何人できるかな?
一人でもできれば目標達成でしょうね。
頑張ります。

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更新:2011年10月17日

9月19日 笠岡・尾道支部研修会

前日は、広島支部の研修会があったので広島へ。

一度京都に帰って、翌日の朝、笠岡に向け出発致しました。

この二日間は車に乗っている方が長かった二日間でした。


笠岡は威徳寺というお寺で研修会を行いました。

威徳寺はすごく長閑な場所であり、私自身も後継ぎの披露して初めてこの地で茶会の席主を担当したこともあり、

すごく心静かになり特別な気持ちになる場所です。

午前中に研修会を終えて、早速尾道へというのが絶対もったいない。

 「仕事でなければと・・・・(ゆっくりしたいなぁと) 」



とはいっても尾道もすごく町並み、風情の最高なところです。

研修会の場所は浄土寺という格式の高いお寺で、また尾道の風情ある町並みを眺望できます。

また月一回、尾道宗広会という会のお稽古に行っているのもあるためか、私自身非常に落ち着くところです。



本当に両町とも素晴らしい場所で文化度も高く、速水流茶道の研修会が行われる事、

非常に嬉しく思っております。

笠岡に於いて

尾道に於いて



研修会の内容は同じく「大茶碗」。

気候も良く汗ばむくらいの季節でしたが、秋の気配が感じられる一時でもありました。

皆様お疲れさまでした。

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更新:2011年10月13日

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速水宗燕
速水宗燕
1983年、生を受ける。
六歳より北野天満宮において初点前。以降、家元茶事・茶会に参加。
05年、仏教大学文学部中国語中国文学科卒業。
大学在学中より聖護院献茶式などの半東を務める。
卒業後、茶道速水流に執事補として専従。
教授として稽古場を持ち初心者の稽古を始める。
06年10月〜07年2月まで、近江八幡資料館において、近江八幡市文化振興課の依頼により文化講座の非常勤講師として講義を務める。
07年10月、笠岡の威徳寺の代官茶会において席主を務める。
08年9月、相愛大学にて日本文化論の非常勤講師就任。
08年10月、聖護院門跡にて若宗匠襲名披露。
09年3月、東京南青山の東三李にて稽古場開設。 以降、大阪府八尾の恵光寺、滋賀県中主の錦織寺、東京虎ノ門 寿泉堂、広島不動院にても稽古場を開設。
19年3月、速水流八代目として家元を代襲する。 現在に至る。
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